中秋の名月 上生菓子「里芋」が登場しました。

こんにちは、坂根屋です。

9月17日の中秋の名月に合わせて、上生菓子「里芋」が登場しました。

練り切り製、こしあんです。(特定原材料 卵)

この時期だけの限定販売です。



中秋の名月に里芋をお供えする理由

中秋の名月は、陰暦の8月15日にあたる「十五夜」の夜を指し、秋の豊かな実りに感謝し、月を愛でる行事が行われます。この時期は、作物の収穫期にあたり、特に稲や里芋などの収穫物を月に感謝する風習が発展しました。

里芋が選ばれた理由には、まずその収穫期が関係しています。里芋は秋に収穫される代表的な作物であり、特に稲作が盛んになる以前の日本では、里芋は主要な食料の一つでした。そのため里芋は豊作を祈り、またその恵みに感謝する象徴的な作物とされてきました。また、里芋は「芋名月」とも呼ばれるほど、中秋の名月と密接に結びついています。

さらに、里芋はその形や性質にも意味が込められています。里芋は親芋から子芋がたくさん生えることから、子孫繁栄の象徴とされてきました。日本では、自然の恵みや生命に感謝し、それを祝いながら祈ることが重要視されてきました。そのため、里芋は単に収穫物としてだけでなく、繁栄や家族の健康、子孫の繁栄を願う象徴として、中秋の名月に供えられます。

 つまり、十五夜に団子を供える理由は、里芋に形を似せるためということなんですね。


今年の中秋の名月は、甘くておいしい里芋の生菓子を食べてきれいな月を見ませんか?